20年音信不通の息子逮捕 父親への強盗致傷疑い

 福岡県警八幡西署は25日、約20年間、音信不通だった父親を殴り通帳などを奪った強盗致傷の疑いで、北九州市の無職の息子(36)を逮捕した。同署によると、郵便局員を装った息子が父親方を訪れ、父親は息子と気付かなかったという。

 逮捕容疑は、25日午前8時55分ごろ、八幡西区の父親方で「金を出せ」と父親を脅し、顔などを殴って通帳や印鑑などを奪って逃走した疑い。

 同署によると、息子は事件直後に金融機関で父親の通帳を使って金を引きだそうとしたが、委任状を持っておらず、行員は応じなかった。息子はその後、自宅近くで署員の職務質問を受け、通帳を持っていたため逮捕された。