4月のネパール大地震後では初となる世界最高峰エベレスト(8848メートル)の登頂に挑戦していた登山家の栗城史多さん(33)は27日、登頂を断念し、下山を決めた。自らのブログで明らかにした。

 栗城さんは単独無酸素での登頂を目指していた。ブログで「全力を尽くしましたが、ラッセル(深い雪をかきわけて進むこと)で長い時間がかかり、このまま進むと生きて戻ることができないと判断して、悔しいですが下山を決めた」とつづった。