2400億円の途上国向け基金設立へ=国連サミットで演説―中国主席

 【ニューヨーク時事】中国の習近平国家主席は26日、ニューヨークで開催中の国連サミットで演説し、途上国への支援を強化するため、中国政府が20億ドル(約2400億円)の基金を設立することを明らかにした。基金は「南南協力」を掲げたもので、途上国重視の姿勢をアピールし、国際社会で存在感を高める狙いがある。

 また、貧困国に対する投資を2030年までに120億ドルに増やすほか、15年末に返済期限を迎える政府間の無利息融資の債務免除方針なども表明した。