ケーキやパンに髪の毛が入っていたなどと電話でうそのクレームをつけ、現金や商品をだまし取ったとして、兵庫県警伊丹署は26日、詐欺の疑いで伊丹市、無職小野谷知子容疑者(45)を逮捕した。

 伊丹署によると、携帯電話には2~7月、ケーキ店やパン店など30都道府県の約1200店に約7千回の電話をかけた記録があった。電話番号案内「104」には約4650回かけており、店を調べていたとみられる。

 同署は、被害届が出にくい少額の請求にとどめ、2013年10月ごろから繰り返していたとみている。インターネット上では「クレーマー」として知られていたという。