安全な居場所を求めて。アプリを活用するシリアの難民たち

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残酷にも封鎖されてしまったハンガリーの国境。

シリアからやってきた難民たちは、ソーシャルメディアを活用して他の経路を探しはじめました。そして、難民の受け入れを約束していたクロアチアへの旅路を計画したのです。

ワシントン・ポストのWilliam Booth記者が象徴する場面を以下のように述懐しています。

18日間、路上を旅し続けたArazak Dubal青年。ダマスカスからやって来た28歳のプログラマーです。彼と3人の仲間たちはやっとのことでセルビアのベオグラードに到着したのですが、FacebookやWhatsAppでハンガリーとの国境が封鎖されてしまったことを知ったのでした。

「だから、Google Mapsを使ってここに来たんだ」

Dubalは言います。息を切らせながら暑い午後に畑をとぼとぼと歩いていました。

多くの難民たちは、母国でIT系の仕事に従事していたといいます。また、Booth記者によると、彼らは主にソーシャルメディア上でクロアチアが難民の受け入れを準備しはじめたこと(後に中止が発表されてしまいましたが)を知ったのだといいます。

職や自由を求めて、彼らは更に西へと向かうのです。


source: Washington Post

Annalee Newitz - Gizmodo US [原文]
(阿部慶次郎)