宮城県栗原市の杉林で仙台市出身の住所、職業不詳白鳥真由さん(17)の白骨化した遺体が見つかった事件で、宮城県警は29日、死体遺棄容疑で、白鳥さんと交際していたとび職佐藤亮容疑者(29)=埼玉県戸田市上戸田=を逮捕した。容疑を認めているといい、県警は白鳥さん死亡の経緯についても追及する。

 県警によると、白鳥さんは昨年佐藤容疑者と知り合い、埼玉県川口市内で同居していたが、同容疑者によるドメスティックバイオレンス(DV)被害を埼玉県警に相談。児童相談所に一時保護され、仙台市内の実家に戻った。

 昨年11月下旬には、児童相談所から連絡を受けた宮城県警の警察官が白鳥さんに会って佐藤容疑者と別れるよう諭し、白鳥さんも「別れる」と話していた。宮城県警は12月初旬まで「何かあったら110番するように」などと助言していたという。

 逮捕容疑は、昨年12月初旬から今年9月12日までの間に、栗原市栗駒文字の杉林にある空き家敷地内に白鳥さんの死体を遺棄した疑い。