山形県天童市立中1年の女子生徒=当時(12)=が昨年1月、ノートに「『イジメ』にあっていた」と書き残して自殺した問題で、弁護士ら第三者による調査委員会の報告書に、学校でのいじめが自殺の主な要因とする内容が盛り込まれることが29日、分かった。調査委は10月5日に報告書をまとめ、市教育委員会に提出する方針。

 遺族によると、調査委の野村武司委員長らが今月28日に遺族宅を訪れ、報告書の概要を説明した。その際、所属するソフトボール部の練習中、捕れない場所に球を投げられたり、仲間外れにされたりしたケースを例示したという。