日本は神経質すぎ…と思うこと1位 | ニコニコニュース

「目くじら」とは、もともとは目尻のことで「目くじり」ともいった。これが変化して「目くじら」。動物の「鯨」は無関係画像:bee/PIXTA
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最近、どうも社会が不寛容になっている気がしませんか? お互いが気持ちよく生きていくために、マナーやルールを守るのは大事ですが、ちょっとした失敗は誰しもあるもの。目くじらを立てすぎるのも、どうかと思う次第。

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そこで20~30代の社会人男性200人に、最近の世の中で、目くじら立てすぎ、神経質になりすぎ…と思うことを調査してみました。

〈日本は目くじら立てすぎだと思うことTOP10〉


(全16項目から3位まで選択。1位を3pt、2位を2pt、3位を1ptで集計。協力/アイリサーチ)

1位 子供のちょっとした怪我(に親がクレーム) 185pt


2位 「電車内は静かに」のマナー 133pt
3位 (政治家などの)失言 131pt
4位 「映画館では静かに」のマナー 120pt
5位 「エレベーター内は静かに」のマナー 78pt
6位 「近所迷惑にならないように子供は静かに」のマナー 72pt
7位 食品の消費期限や賞味期限 65pt
8位 テレビ番組(内容、演出など)64pt
9位 雑菌への抵抗感(除菌・抗菌などへの衛生意識) 60pt
10位 乗り物の運行時間のズレ 58pt

番外


11位 個人情報の扱い 48pt
12位 体臭や口臭について 45pt

上位6位のうち、「●●では静かに」系のマナーが4つも占める結果に…。「目くじら立てすぎ」と捉えている人も多いようですが、回答者たちがそう思う理由もそれぞれ紹介していきましょう。

●1位 子供のちょっとした怪我(に親がクレーム)


「自分の子供のやったことは、親の影響が大きいと自覚すべきで、相手にクレームをつけることは恥ずかしいと思う」(36歳)
「ちょっとしたことでクレームばかりつけるから、規制だらけになってしまっているから」(36歳)
「子供のことに親が口出しするのはいかがなものかと」(36歳)
「怪我をして学ぶこともあるから」(36歳)
「親が過保護にしすぎ。大人になった時に大変」(39歳)

●2位 「電車内は静かに」のマナー


「静かにしなきゃいけない理由がわからない」(28歳)
「楽しく話もしたいだろうとおもう」(26歳)
「もう少し自由にいたらいいんじゃないかと思う」(37歳)

●3位 (政治家などの)失言


「揚げ足取り的なことが多く、本質的なことではないから」(34歳)
「政治家を評価しない風潮になっていると感じるから」(28歳)
「人間なので多少の失言は誰にでもあると思う」(37歳)

●4位 「映画館では静かに」のマナー


「テンションが下がる」(39歳)
「笑いたいときは笑いたいから」(38歳)
「すこしはいいと思う」(39歳)

●5位 「エレベーター内は静かに」のマナー


「静かすぎると不安になる」(32歳)
「会話を普通にしたいから」(36歳)
「しゃべるぐらいはいいと思う」(39歳)

●6位 「近所迷惑にならないように子供は静かに」のマナー


「子供は騒いでなんぼ。ただでさえ静かな社会なのに子供が騒がなくなったら静かすぎる」(22歳)

●7位 食品の消費期限や賞味期限


「少し過ぎても食えるのに捨ててるところを見ると腹が立つ」(36歳)

●8位 テレビ番組(内容、演出など)


「神経質すぎて番組が面白くなくなっている」(36歳)

●9位 雑菌への抵抗感(除菌・抗菌などへの衛生意識)


「気にし過ぎです」(35歳)

●10位 乗り物の運行時間のズレ


「1分遅れただけで客は怒り、輸送会社は謝る体質。これはギスギスしすぎでしょ」(37歳)

こうしたマナーについて、よく「日本は海外に比べてきっちりしすぎ」なんてことも言われますが、内心「もう少しゆるくても良いのでは…」と思っている人も少なくないよう。「日本はマナーがいいけど“生き”苦しい国」なんてことにならないよう、ほどほどに…と思うのは筆者だけでしょうか。


(のび@びた)

※当記事は2015年09月29日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。