民間企業で働く会社員やパート従業員らが2014年の1年間に得た平均給与は、前年を1万4千円(0・3%)上回る415万円で、2年連続で増加したことが30日、国税庁の実態統計調査で分かった。

 非正規雇用者の平均給与は、1・1%増の169万7千円で上昇に転換。一方、正規雇用者の平均給与477万7千円(1・0%増)との差額は308万円となり、前年の差額305万2千円から、幅がやや広がった。

 一年を通じて勤務した給与所得者は4756万人(2・4%増)となり、過去最多を2年連続で更新。このうち正規は3104万人(1・6%増)、非正規は1090万人(4・9%増)。