米企業、「12年」望む=医薬品データ保護―TPP交渉

 【アトランタ時事】米商工会議所のオバビー副会頭は2日、環太平洋連携協定(TPP)交渉で難航しているバイオ医薬品の「データ保護期間」について「米企業は可能な限り12年に近くなるよう望んでいる」と強調した。「8年」とする妥協案の受け入れについては「コメントできない」と述べた。自民党の森山裕TPP対策委員長らとの面会後、取材に応じた。

 保護期間をめぐっては「12年」を主張する米国と「5年以下」を求めるオーストラリアなどとの間でぎりぎりの調整が続いている。