リピーター増へポイント検討=スカイマーク市江社長が表明

 民事再生手続き中の航空会社スカイマークの市江正彦社長は2日、インタビューに応じ、航空券購入者に買い物などに使える共通ポイントを付与する制度の導入を検討すると語った。スカイマーク再建の重点課題に掲げるリピーター客の増加に向け、具体的な仕組みづくりを急ぐ考えだ。

 大手航空会社の間では、顧客の囲い込み策として搭乗距離などに応じてポイントを付与するマイレージ制度が広がっているが、スカイマークは低い運賃の提供を優先し、採用を見送ってきた。市江氏は「従来の考えが悪いわけではない」とした上で、出張利用などのリピーター客に恩恵のある仕組みとして、ポイントやマイレージの導入が必要だとの見方を示した。