【カイロ共同】古代エジプトのツタンカーメン王の墓に未発見の部屋が隠されている可能性を指摘した英考古学者の新説を検証するため、エジプト考古省は1日までに、この考古学者に地中レーダー探査を許可する方針を示した。探査は11月にも行われる見通し。

 考古学者は米アリゾナ大のニコラス・リーブス氏。未発見の部屋には伝説のネフェルティティ王妃(紀元前14世紀)が埋葬されている可能性があると推測し、国際的な注目を浴びている。

 リーブス氏は墓を3D撮影した高解像度の画像を分析し、ツタンカーメンの石棺がある埋葬室の西と北の壁に割れ目を見つけた。