「iPhone 6s/6s Plus」の「A9」チップ、TSMC製の方が省エネ性能が優れている?! | 気になる、記になる…

「iPhone 6s/6s Plus」に搭載されている「A9」プロセッサは、14nmプロセスを採用したSamsung製と16nmプロセスを採用したTSMC製が存在しているのが確認されているものの、その性能差は不明でしたが、本日、Samsung製とTSMC製の「A9」プロセッサの性能比較テストを行った結果が公開されました。

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テストといっても、Samsung製「A9」プロセッサとTSMC製「A9」プロセッサを搭載した「iPhone 6s」を用意し、同じ設定にしてテストを行い、バッテリー残量から消費電力の差を調査するといったものとなっています。

最初のテストは「Safri」でJavaScriptアニメーションを約1時間ほど動かし続けるというテストで、結果はSamsung製のバッテリー残量は59%、TSMC製は74%と、TSMC製「A9」プロセッサを搭載したモデルの方が消費電力が低い事が分かりました。

2つ目のテストは、 nPlayerを使用してローカルエリアネットワーク上の動画を約1時間ストリーミング再生し続けるというもので、こちらの結果はSamsung製が59%から42%(-13%)、TSMC製が73%から59%(-14%)へとバッテリー残量が変化しており、ほぼ同じような結果となっています。

今回の結果だけを見ると、使用状況によってはTSMC製の方が省エネ性に優れていると思ってしまいますが、CPUの性能を確認するのにこのテスト方法が正しいのかは不明で、テストした側も他により良い検証方法があれば教えて欲しいと書いています。

[via cnBeta

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