住民投票の大勢が判明し、笑顔で取材に応じる市民団体の代表ら=4日深夜、愛知県小牧市
共同通信社

 愛知県小牧市は4日、レンタル大手TSUTAYA(ツタヤ)運営会社と連携した市立図書館建設計画への賛否を問う住民投票を実施した。即日開票の結果、「ツタヤ図書館」計画への反対が3万2352票で、賛成の2万4981票を上回った。投票率は50・38%。

 ツタヤ運営方式に対し「図書館の質を落とす」「市民への計画の説明が不十分だ」との疑問が住民に広がっていることが示された。条例は市長や市議会が投票結果を尊重するよう規定している。

 結果判明後、計画に反対する市民団体の代表渡辺育代さんは記者団に「市民の意見を聞かず民間企業に運営を丸投げしようとした結果だ」と強調した。

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