川島なお美さんの亡がらを前にマスコミ同士の怒鳴り合いが勃発、太田プロと遺族の確執も発覚で…… | ニコニコニュース

川島なお美
日刊サイゾー

 女優の川島なお美(享年54)の訃報は日本中に衝撃を与えたが、その舞台裏では2つのバトルが勃発していた。

 ひとつは、川島さんが亡くなった当夜に起きた、カメラマン同士のマジゲンカだ。

「川島さんの訃報が発表された9月24日夜、都内の川島さん宅には約40人の報道陣が殺到しました。日付が変わった25日未明に、ストレッチャーに乗せられた川島さんと夫の鎧塚俊彦さんが車で帰宅。遺体が自宅エントランスに運び込まれる決定的瞬間を収めようと、カメラマンが自宅前駐車場で小競り合いを展開したのです」(テレビ局関係者)

 ケンカの原因は、スポーツ紙の男性カメラマンだったという。

「そのカメラマンがワイドショーのカメラの真ん前に陣取ったため、『しゃがめよ!』『撮れねえよ!』などと怒号が飛ぶ、物々しい事態になった。それでもスポーツ紙カメラマンは譲らず、遺体が自宅に運び込まれた後、ワイドショーのスタッフや芸能リポーター5~6人が『アンタ、どこの社だよ!』と、烈火のごとく問い詰めました。でも、そのスポーツ紙カメラマンも『なんで(社名を)言わなきゃいけないんだよ!』と応戦。挙げ句の果てには、スポーツ紙カメラマンとワイドショーの屈強な男性カメラマンがメンチを切りながら『オマエ、なんなんだよ!』と互いに肩と肩をぶつけ合う、子どもじみたケンカに発展しました」(同)

 その直後に、川島さんの関係者が自宅内に入っていき、それを追いかけるためにバトルは自然消滅したが、なんとも見苦しいケンカだったようだ。

「昔は、カメラマンが他社に決定的瞬間を撮らせまいと小突いたりするのは日常茶飯事だった。近年は、カメラマンも各社協調姿勢で、そこまで激しいバトルはなかった。久しぶりに繰り広げられた小競り合いだったけど、さすがにやりすぎでは……」(同)

 もうひとつのバトルは、川島さんの所属事務所「太田プロ」と遺族側の“冷戦”だ。

「今月1日の通夜、2日の告別式を手がけたのは、夫で喪主の鎧塚さん。太田プロ側はまったく関与しておらず、戒名の意味、祭壇の詳細などを知らされていなかった。太田プロ幹部も『(鎧塚さん側から)何も聞かされていない』と、困惑気味の表情を浮かべていたんです」(スポーツ紙記者)

 一部スポーツ紙のネット版で2日に「川島さん葬儀・告別式に1500人 太田プロ仕切る」と報じられたが、「実情は誤報と言っていい。そこまで仕切れていなかった」(同)という。

「むしろ、川島さんが約10年間所属していた旧事務所スタッフのほうが、葬儀の詳細を把握していました。川島さんは、太田プロに移籍して約5年しかたっておらず、関係が深いのは旧事務所だったようです。太田プロの、どこか他人行儀な感じが、報道陣に不評でした。我々からの取材対応をするのが所属事務所の仕事なのに、『聞かされていない』ではダメでしょう。太田プロがアテにならないから、葬儀でバタバタしている鎧塚さんに報道陣の問い合わせが相次ぎましたから」(同)

 芸能事務所による葬儀対応といえば、最近では「ホリプロ」が絶賛された。今年2月に、歌舞伎役者の坂東三津五郎さんが死去した際、「所属事務所のホリプロは祭壇の詳細など事細かに把握し、それを書面化して報道陣に通知した。手際の良さで、大手芸能事務所の力を見せつけたのです」(同)。

 天国の川島さんも、この2つのバトルにあきれているかもしれない。