東京都内で4日から6日にかけて虐待されて死んだとみられる猫の死骸が相次いで見つかった。江戸川区ではアパートで首が切断されたとみられる猫の死骸が見つかっており、警視庁は動物愛護法違反容疑で捜査している。

 警視庁小松川署によると、6日午前10時45分ごろ、東京都江戸川区松江のアパートで、「首のない猫の死骸がある」と110番があった。同署員が駆け付けたところ、アパート通路に頭部がない猫の死骸が見つかった。通路に血痕が残っており、付近には頭蓋骨の一部のようなものもあった。

 同署は何者かが猫の首を切断したとみて、現場一帯の防犯カメラの解析を進めている。

 東京都北区昭和町の駐車場では5日、しっぽの毛がむしり取られたような猫の死骸が見つかった。滝野川署は解剖して詳しい死因を調べる。現場から約3.5キロ離れた豊島区の民家の駐車場では4日、両前脚が切断された猫が見つかっている。