【ソウル時事】ブリンケン米国務副長官は7日、ソウルで講演し、日韓間の懸案である従軍慰安婦問題について「甚だしい人権侵害だ。今後(日韓の)対話を通じ、双方が同意できる恒久的な解決策が見いだされることを願う」と強調した。また「日本が村山、河野談話を継承すると言っていることに注目する必要がある」と指摘。慰安婦問題を解決し「(過去よりも)現在、未来に焦点を当てることが重要だ」と日韓関係改善を促した。

 一方、日本の安全保障法制に関しては「日本が国際的により多くの責任を果たそうとすることを支持する。平和維持や災害救助などで米軍が柔軟に対応できるようになる」と意義を強調した。