石井国交相、カジノ担当に=出身の公明は慎重姿勢

 石井啓一国土交通相は7日夜、国交省内で開いた就任記者会見で、カジノを含む統合型リゾート(IR)の整備に関する担当を安倍晋三首相から命じられたことを明らかにした。太田昭宏前国交相に続き、カジノ解禁に慎重な公明党出身の大臣が担当することになった。

 自民、維新、次世代の3党は先の通常国会で、IR整備法案を議員立法で衆院に提出したが、継続審議となった。石井国交相の出身の公明党はカジノ解禁への慎重姿勢を崩していない。同相は会見で、「今(私は)党の立場とは別の立場。今後の国会の動きや国民の理解がどう進むか見守りたい」と述べるにとどめた。