【リオデジャネイロ共同】ブラジル・リオデジャネイロ近郊のニテロイで3日夜、リオ在住の夫婦の乗った車がナビゲーションアプリの誤った誘導によりスラム街に進入、銃を持った集団に撃たれて助手席の妻(70)が死亡した。地元メディアが6日までに伝えた。

 リオでは来年、五輪が開催されるが、危険と隣り合わせの治安状況があらためて浮き彫りになった。

 夫婦はナビゲーションアプリに行き先の道路の名前を打ち込んでいたが、スラム街にある似た名前の道に誘導されてしまったという。

 運転していた夫(69)にけがはなかった。夫は車の運転を続けて病院に妻を運んだが、既に心肺停止状態だった。