AmazonがAWSのユーティリティとしてBI(ビジネスインテリジェンス)サービスQuickSightをローンチ、ユーザアプリケーションから利用可 | TechCrunch Japan

今年のre:InventデベロッパカンファレンスでAmazonは、AWSのサービスの一環としてビジネスインテリジェンス(BI)サービスを発表した。そのサービスはQuickSightと呼ばれ、AWSのユーザがデータの視覚化を短時間(最大で60秒以内)で行うことができる。

Amazonは、このサービスの使いやすさをとくに強調している。対象となるデータは、ユーザがすでにAmazonの各種サービスの上に保存しているデータだ(S3、RedShift、DynamoDB、Kinesisなど)。ユーザはデータの分析結果を他と共有でき、視覚化をビデオのようにアプリケーションに埋め込んだり、 ライブのダッシュボードを作ったりできる(Web上とiOS/Androidのネイティブアプリ上)。

このサービスはAmazonのインメモリクェリエンジンSPICE(Super-Fast Parallel In-Memory Computation Engine)が駆動し、Amazonのそのほかのクラウドサービスも使われる。Amazonによると、そのコストは他社の同種サービスの1/10ぐらいだ、という。

AmazonはBIという競争の激しい市場に参入するわけだが、そこではIBMやMicrosoft(Power BI)、それにTableauらのスタートアップが勢力を拡大している。しかしSPICEは、Tableauのようなサードパーティでも利用できる。

AWS re:Invent 2015

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。