【モデルプレス】モデルで女優のトリンドル玲奈がハリウッド進出に意欲をのぞかせた。
8日、都内で行われた主演映画「リアル鬼ごっこ」ブルーレイ＆DVDリリース、モントリオール・ファンタジア国際映画祭主要3部門受賞記念会見に、園子温監督と出席。同作は、人気作家・山田悠介の同名小説のタイトルにインスパイアされた園監督が、JK（＝女子高生）をターゲットに突如始まった、捕まったら“死”という恐怖の鬼ごっこを描いた話題作。第19回モントリオール・ファンタジア国際映画祭の「最優秀作品賞」「審査員特別賞」のほか、トリンドル、篠田麻里子、真野恵里菜がトリプルヒロインを務めた中で、トリンドルが「最優秀女優賞」を受賞した。
トリンドルは「すごいなぁと客観的に見ちゃう」と言いつつも、「本当にすっごくうれしい。日本じゃなくて海外で評価されたことはとてもうれしくて、両親やオーストリアに住んでいるおじいちゃんやおばあちゃん、アメリカに住んでいるおばさんもすごく喜んでくれた」とにっこり。しかし、「その分プレッシャーというか、これからも頑張らなきゃなという気持ちがあります」と気を引き締めた。
初の主演映画で快挙を成し遂げたトリンドルだが、園監督は「獲って当たり前」ときっぱり。その理由は、トリンドルがクランクイン前に「死ぬ以外はすべてやりますと涙を流しながら宣言した」からだそうで、園監督は「感動して、最近は女優に厳しくする気はなくなっていたけど、久しぶりに締めていこう、泣かしていこうという気持ちで頑張りました」と振り返った。
◆ハリウッド進出に意欲
また、トリンドルの決意を聞く前は「テレビで見たことしかなかったから、この人大丈夫かな？」と思っていたそうだが、「蓋を開けたらスゲー役者だった。プリミティブな芝居が出来る人で、計算尽くじゃなくて完全に役の中に入り込んで演じられる人」と絶賛。「滅多にいないタイプなので、すごいの見つけたなと興奮した」と驚嘆の声をあげた。さらに、ロスに行ったときに同作が上映されていたことに触れ、「観客が『トリンドル、スゲー』と騒いでいた」と伝えると、「ハリウッドに行けると思います」と太鼓判。
トリンドルは同作を通じて「相手のお芝居によって自分の表情や台詞の言い方が変わることや、何度かテイクを重ねることにで違うお芝居が生まれることを知りました」と女優としての成長をうかがわせると、世界的評価の高い園監督の言葉に自信もついたのか「じゃあ行きます！頑張りたいです」とハリウッド進出へ意欲を示した。
また登壇時、記者から歌舞伎役者の片岡愛之助と女優の藤原紀香の結婚報道についてコメントを求められると「おめでとうございます」と笑顔を見せた。（modelpress編集部）