NetBSD 7.0登場 - Luaカーネルスクリプトをサポート | ニコニコニュース

NetBSDプロジェクトは10月8日(米国時間)、「NetBSD Blog」においてNetBSDの最新メジャーリリース版となる「NetBSD 7.0」の公開を伝えた。「NetBSD 7.0」はNetBSDの15回目のメジャーリリースに相当するバージョン。安定性の向上、各種バグの修正、新機能の追加などが実施されている。

「NetBSD 7.0」における主な注目ポイントは次のとおり。

・NPFの大幅な改善(BPF+JITのデフォルト有効化、ダイナミックルール有効化、ステートレスNAT機能の導入、IPv6-to-IPv6 NATのサポート、CDBベーステーブルのサポート)
・USBサブシステムのマルチプロセッサ対応の実現
・ssh、named、ftpdなどのネットワークデーモンを動的に保護する新しいデーモンblacklistd(8)の導入
・Luaカーネルスクリプティング機能をサポート
・GCC 4.8.4を採用
・Intel/Radeonグラフィック機能を活用するDRM/KMSの導入
・対応するARMボードの追加(Raspberry Pi 2、ODROID-C1、BeagleBoard、BeagleBone、BeagleBone Black、MiraBox、Allwinner A20、Cubieboard2、Cubietruck、Banana Pi、Freescale i.MX50、Kobo Touch、Netwalker、Parallella、ZedBoardほか)
・マルチコアARMのサポート

NetBSDプロジェクトはNetBSDの開発継続を支援するためにNetBSD Foundationへドネーションを検討してほしいと呼びかけている。

(後藤大地)