「けんかをしよう」と申し合わせて集合し、素手で殴り合ったとして、岐阜県警少年課と可児署は8日、決闘などの容疑で、同県可児市立中3年の男子生徒ら14〜19歳の少年22人を書類送検した。少年らは現場で「凶器、蹴りは使わない。髪はつかまない」などのルールを決めていたという。

 送検容疑は8月17日午後2時ごろ、事前に申し合わせた上で可児市内の広場に集合し、乱闘した疑い。

 同課によると、可児市立中3年の男子生徒(14)が別の同市立中に通う外国籍の生徒らについて、「生意気だ。けんかで強さを見せたい」と考え、8月9日に市内の夏祭りで会った際、けんかを持ち掛けた。双方が自分の中学の生徒や卒業生を中心にメンバーを集めたという。

 現場にいた少年からの110番で可児署員が駆け付け、少年らを任意同行。一方的に殴った4人は暴行容疑で書類送検した。少年課によると、いずれも容疑を認めている。