岩城光英法相は9日、法務省で開催された法制審議会(法相の諮問機関)の総会で、性犯罪の罰則を強化する刑法改正を諮問した。強姦(ごうかん)罪や強制わいせつ罪を被害者の告訴がなくとも起訴できる非親告罪とすることなどが柱。法制審は今後、部会を設けて検討を進める。

 性犯罪の罰則強化については、省内の有識者検討会が8月にまとめた報告書で具体化を提言。総会で法相は、「検討会の報告書を踏まえて検討した結果、法整備を行う必要があると考えるに至った」と述べた。

 諮問の内容は、(1)強制わいせつ罪、強姦罪の非親告罪化(2)強姦罪の法定刑の下限を懲役3年から同5年に、強姦致死傷罪の下限を懲役5年から同6年に引き上げ―など。親子関係などを利用した性的行為の処罰規定の創設検討も求めた。