千葉県船橋市の国勢調査員の80代男性が、自分が管理するマンションの入居者約50世帯の個人情報を、住民の許可を得ることなく調査票に記入していたことが10日、市への取材で分かった。住民からの連絡で気付いた市が調査票を回収し、市職員があらためて調査し直した。

 市によると、男性は市内のマンションを所有し、調査員に任命されていた。入居時に住民が提出する氏名や性別などの情報を基に、自分で調査票に記入し、分からない項目は書き込まなかったという。

 調査票が届かないことを不審に思った住民が、2日に市に連絡して発覚した。