無線信号を使った違法ドローン飛行発見システム、テスト中

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いくら言っても聞かない奴がいるんだもんな。

近年、米国連邦航空局(FAA)とドローンはバトルを繰り広げています。バトルと言うと印象悪いですが、まぁ、ドローンの規制とそれに反対する人、またはそれを破る人ですね。飛んでいい場所をアプリでわかりやすく提示したり、多額な罰金を課したりして、違法ドローンをなくすためFAAはあれこれ努力をしています。その努力がまた1つ。ただいま、違法飛行ドローンを探すシステムをテスト中です。

FAAが現在テスト中なのは、違法ドローン(ドローンに限らずすべてのRC航空機)を探し、追跡するシステム。ドローン自体を追跡するのはなかなか大掛かりな仕組みとコストを必要としますが、今回FAAが取り組んでいるのは、ドローン操縦に使われる無線信号をキャッチするというもの。システムに採用されているテクノロジーを開発したのは、情報技術を扱う会社CACI International。無線信号をキャッチし、どこから操作されているのかを割り出し、操縦主にたどり着くという仕組みになっています。今後、このシステムがどこで利用されるかについては、FAAはまだ名言していませんが、米国内の空港周辺の取締りに使われるという説が濃厚です。FAA曰く、月100件前後のドローンの違法飛行が報告されているといいます。これを改善するためにも、新たなシステムが必要なわけです。


source: PhysOrg

Chris Mills - Gizmodo US[原文
(そうこ)