大島理森衆院議長(左から2人目)に臨時国会の召集を求める文書を共同提出する民主党の高木国対委員長(同3人目)ら=21日午前、国会
共同通信社

 民主、維新、共産、社民、生活の野党5党は21日、憲法規定に基づいて臨時国会の召集を求める文書を同日午前に衆院議長に共同提出する方針を固めた。複数の野党幹部が明らかにした。臨時国会で環太平洋連携協定(TPP)締結交渉の大筋合意をめぐる審議や新閣僚の所信を聴取する必要があると主張している。政府、与党は安倍晋三首相の外交日程などを理由に応じない構えだ。

 自民、公明両党の幹事長らは21日午前、都内で国会召集要求に関する対応を協議した。野党5党は20日の与野党幹事長・書記局長会談で召集を求めたが、与党側から明確な回答がないとして、憲法規定による要求を決断した。