Tesla、Consumer Reports誌の推薦取消しで株価急落 | TechCrunch Japan

電気自動車メーカー、Teslaの株価は今日(米国時間10/20)急落し、通常取引終了までに7%安となった。その後、日中最安値からやや回復を見せた。

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なぜ下がったのか? Teslaは、誰もが切望するConsumer Reportsのお墨付きを失い、「平均以下」の評価を与えられた。理由? TeslaのModel Sセダンについて「数多くの詳細かつ複雑な問題点」が相次いて報告された。「主要な問題」は、駆動系、電力装置、充電装置、タッチスクリーン式センターコンソール、およびサンルーフの水漏れを含む様々な問題。それでもTesla Sは、レスポンス性および修理に関して高い評価を得ており、市場の反応はやや過剰反応と言える。

Teslaは長年テクノロジー世界の寵児だった。この暴落後でさえ、Teslaの価値は250億ドル以上で、例えばTwitterをはるかに上回る。同社の株は今夏にピークを迎え、280ドルに達した。現在Tesla株は200ドル近くで取引きされている。

同社は最近新型車を発表し、高級SUVの価格は約13万ドルだ。このSUVはModel Xと呼ばれ、その製造はあまりにも困難なため、CEOが報道陣に「作るべきだったかどうか確信が持てない」と語ったほどだ。

それはともかく、Teslaは長い間Model Sを強みに成長してきた。よって主要収益源のつまづきは、われわれが想像する以上に重要である。。

Teslaもそれなりの財務的問題を抱えている。同社を2011年から2014年にかけて推進した爆発的売上成長は鈍化している。事実、Google Fiannceがまとめたデータによると、Teslaは過去3四半期、売上成長は停滞し損失も増えている。

Teslaの第3四半期決算は、11月3日に発表される。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook