TPP交渉をめぐる説明会で質問する参加者=20日午後、東京都世田谷区
共同通信社

 政府は20日、環太平洋連携協定(TPP)の関税分野に関する大筋合意の全容を公開し、日本の農林水産物2328品目のうち約81%の関税が最終的には撤廃となり、すでに無税のものも含み協定発効で約51%の関税を即時撤廃すると明らかにした。前例のない農業分野の急速な貿易自由化に対し、政府が同日、東京都内で開いた説明会では「危機的」などと農業関係者から不安の声が相次いだ。

 国会決議で守るとしたコメなどの農業重要5項目でも約3割が無税となる。政府は、5項目は守ったとの立場で、11月末にも政策大綱を示し包括的な農業対策に取り組む考えだ。