警察官が犬を射殺した現場=9月14日、千葉県松戸市
共同通信社

 千葉県松戸市で9月、通行人を襲った犬を射殺するのに警察官3人が拳銃を13発撃ち、銃弾が付近の民家を傷つけたことを受け、県警が「犬への拳銃使用は効果が低く、跳弾により危険性が高まる」と判断、捕獲器具を全署に備えるなど発砲以外の方法で捕まえるための対応策をまとめたことが19日、関係者への取材で分かった。

 県警によると、撃った13発中、6発しか命中せず、外れたり犬を貫通したりした銃弾が民家の壁や塀などを損傷させたため、全国から「撃ち過ぎだ」と批判が殺到。付近の住民からも不安の声が上がっていた。

 県警は今後、県内全署に対応策を周知する方針。