自民党は政務調査会の人事をめぐり、文部科学部会長に木原稔前青年局長を起用する方向で調整に入った。党幹部が21日、明らかにした。木原氏は6月、報道機関に圧力をかける発言が相次いだ勉強会代表を務め、1年の役職停止処分を受けた。その後、谷垣禎一幹事長が処分期間を3カ月に軽減。今回の党人事での登用が可能になっていた。

 部会長人事は23日の総務会で正式決定する予定だ。

 勉強会は6月25日、安倍晋三首相に近い若手が党本部で開いた。出席者から、安全保障法制を批判する報道をめぐり「マスコミを懲らしめるには広告料収入をなくせばいい」などの声が上がった。

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