ファンが選んだ“ベストオブ世界名作劇場”は!? 『あらいぐまラスカル』『ロミオの青い空』が強かった![オタ女] | ニコニコニュース

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今年7月30日~8月18日に東京・池袋で開催された『THE 世界名作劇場展~制作スタジオ・日本アニメーション40年のしごと~』を記念し、アンケート企画『あなたと選ぶ!THE ベストオブ世界名作劇場』を日本アニメーションが実施。その投票結果が届きました! 

アンケートに投票したのは10代~50代までの男女約1000人(女性768名、男性236名)! 登場人物がひたむきに生きる姿に、元気や勇気を貰ったり、子どもながらに深く考えさせられた『世界名作劇場』。今観ても楽しめる名作たちの中から1位に輝いたのは……!? 上位10作品を紹介します。7位までは投票したファンの熱いおすすめコメントも一緒にどうぞ。

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●作品総合ランキング発表!

1位『あらいぐまラスカル』(1977年放送)213票

少年スターリングは、赤ちゃんあらいぐま「ラスカル」を拾い育てることに。成長したラスカルは好物のとうもろこしを目当てに畑を荒らしてしまう。野生動物との共存の難しさを知ったスターリングは、ラスカルを森に返す決意を固める。

<コメント>
・動物達との触れ合い、友情だけではなく自然との共存の難しさを伝えている作品なので。(20歳女性)

・まずはラスカルがとてもかわいい。そして、自然と人間が共存している様子が描かれているのがとても温かく感じる。また、理想を並べるだけではうまくいかないということを学んでいくスターリングの姿にも共感できる、大人からみてもまた新しい発見がある作品だと思う。(22歳女性)
・押し付けではない優しさに溢れている。こんな作品を見て育てば、思いやりのある人間になれそうな気がする。(48歳男性)
2位『ロミオの青い空』(1995年放送)165票

スイスの少年ロミオは、家計を助けるため自らを人買いに売り、煙突掃除夫としてミラノにやって来た。きつい仕事や親方一家の辛い仕打ち、不良少年団「狼団」との争い。親友アルフレドらとの友情で、厳しい毎日を乗り越えていく。

<コメント>
・まっすぐでひたむきに努力するロミオの姿を見ていると勇気を貰えるから。また、困難があってもみんなで解決する、友情の素晴らしさをたくさんの人に知って欲しいから。(27歳男性)

・どんなにつらい環境でも諦めずに懸命に生きていくところが素晴らしいと思います。たくさんのひとにみてほしい作品です。人に対する思いやりの心と、希望を思って生きられると思う。子供時代からこういう作品を見て育つのは大事な事だと思う。(40歳女性)
・人を信じること、どんな相手にも優しい心を持つ、団結する力(協調性)。今の子ども達には、全てにおいてこの作品から学んでほしいです。私が親になる日がもしくれば、その時は必ず我が子にこの作品を見せてあげたいと思います。そして、ロミオのように優しく、強く育って欲しいです。(21歳女性)
3位『赤毛のアン』(1979年放送)156票

グリーン・ゲイブルズに住むマシュウとマリラは、孤児院から男の子を引き取ろうとしたが、手違いでやって来たのは、空想好きな赤毛の女の子だった。天真爛漫なアンが、様々な人との交流や出来事を経て成長していく様子を描く。

<コメント>
・今の世代の子どもたちに見てもらいたいと思う理由は、大人たちが子どもに対する愛情がどれほどまでに強いのか、「みんなあなたを必要としてる。血がつながっていてもつながってなくても、平等にあなたたちを愛してるんだ」ということを伝えたいからです。いつの時代も、この世で一番大切なのは人の優しさや絆だと気付かせてくれる、心温まる素晴らしい作品だと思います。(38歳女性)

・リアルタイムの世代ではないですが、赤毛のアンは友達に勧めたいです。子供のころに見るよりも大人になって見た方が、マシュウとマリラの心情が理解できて楽しめる気がしました。(29歳男性)
4位『ペリーヌ物語』(1978年放送)73票

両親を亡くしたペリーヌは、祖父ビルフランの元に身を寄せるためフランス・マロクールにやって来たが、祖父の冷徹さを知り、オーレリィという偽名で秘書を始める。ビルフランは彼女の優しさに触れて改心し、ついに本当の孫と祖父として再会する。

<コメント>
・自分自身が努力をすることで、孫ということを知らなくても、おじいさんの中にペリーヌの居場所ができていったことが本当に素晴らしいと思います。(34歳女性)

・長女4歳にはペリーヌを見てほしい。賢くて明るく芯の通ったペリーヌのようになってほしい。自分が苦しくても困ったひとに手を差し伸べられる人になってもらいたい。そんなことをペリーヌから学びました。(38歳女性)
・人から愛されたいと思ったら、まず自分が愛さなくてはいけない。という言葉がすばらしく、色々と学ぶ事が多い作品だと思います。(42歳女性)
5位『フランダースの犬』(1975年放送)66票

絵が得意な少年ネロは、荷車引きの犬パトラッシュを助け、一緒に暮らし始める。祖父ジェハンが亡くなり天涯孤独となったネロは、一縷の望みをかけて応募した絵画コンクールにも落選。パトラッシュとともに、教会のルーベンスの絵の前で静かに天に召されていくのだった。

<コメント>
・優しい心、人を思いやる心、軽蔑しない心を学ぶことができると思うから。(47歳女性)

・子どもたちに観てほしい。一生懸命努力し、健気に生きているネロや、他の人間からどんなに酷い仕打ちを受けても人間を信じるパトラッシュの姿を観て、心優しく育ってほしい。(22歳男性)
6位『母をたずねて三千里』(1976年放送)44票

イタリアの少年マルコは、出稼ぎに行ったのち連絡が途絶えた母に会いに、1人でジェノバの街を出発する。アルゼンチンで様々な人と出会い、助けられ、数々の困難を乗り越え、ついにトゥクマンの町で母と再会するまでを描く。

<コメント>
・諦めないマルコの姿。どんな逆境にあっても友達を思う、人の気持ちを考える様に変化するところ。(45歳女性)

・今の子に必要な優しい心や強い意志がアニメを通して伝えられそう。(45歳女性)
7位『小公女セーラ』(1985年放送)38票

ロンドンの女子学院に転入してきたセーラは裕福な少女だったが、父の突然の死により生活が一変。彼女を慕う友人らに支えられながら、メイドとして過酷な労働といじめに耐え、幸福な暮らしを取り戻すまでを描く。

<コメント>
・小さい頃見て大泣きした記憶があります。強く健気なところ、人に優しく、思いやりのある心など、子供ながらに感じた為。(33歳女性)

・逆境に耐え、自分の信念は曲げずに頑張り、友達も大切にしているところです。(17歳女性)
8位『ふしぎな島のフローネ』(1981年放送)32票

スイスの開業医ロビンソン一家は、医師不足のオーストラリアへの移住を決意。しかし旅の途中で船が難破し、漂着した無人島での生活を強いられることに。力を合わせ自給自足の日々を送る一家は、火山が噴火することを知り、島を脱出する。

9位『七つの海のティコ』(1994年放送)29票

ナナミは海洋学者の父親のスコットらと、海洋調査船ペペロンチーノ号に乗り伝説のヒカリクジラを探して世界中を駆け巡っている。ヒカリクジラを求める大企業GMCとの対立、数々の出会いと別れを経ながら、長い旅が繰り広げられる。

10位『牧場の少女カトリ』(1984年放送)25票

父を亡くし、出稼ぎに出た母とも連絡が取れずにいた少女カトリは、祖父母の家計を助けるため働きに出て、クウセラ屋敷で主人ロッタとその息子の世話をすることに。ロッタの計らいで学校に行くことになったカトリのもとに、母の情報が入り……。

●人気キャラクターは?
『世界名作劇場』シリーズ全26作品から、最も好きなキャラクター1人を回答してもらうアンケートも同時に実施。人気キャラ1位は?

1位 ラスカル(あらいぐまラスカル)233票

2位 アン・シャーリー(赤毛のアン)130票

3位 アルフレド(ロミオの青い空)76票

4位 ロミオ(ロミオの青い空)67票

5位 ペリーヌ(ペリーヌ物語)41票

6位 パトラッシュ(フランダースの犬)31票

7位 セーラ(小公女セーラ)30票

8位 ネロ(フランダースの犬)26票

9位 マルコ(母をたずねて三千里)23票

10位 ナナミ(七つの海のティコ)19票

『あらいぐまラスカル』が、男女投票ともに人気作品のランキング1位を獲得し、さらにはキャラクター投票でも1位と、堂々の総合1位! 男女別の投票傾向は総合順位とほとんど同じ結果でした。

意外だったのが、10代~30代に『ロミオの青い空』がとても人気だったこと。20代、30代はリアルタイムで観ていた世代ですが、10代にも支持されているんですね。一方、40代~50代は『ペリーヌ物語』のペリーヌファンが多いようです。

上位10位までをご紹介しましたが、おすすめ作品は、「全部! また新しくシリーズをやって欲しい! 子供と一緒に観れるアニメをやってください。(37歳男性)」、「一番は『ロミオの青い空』ですが、世界名作劇場全作品どれもお薦めできますし、今の子供たちにもぜひ見てほしいです。逆境にあっても諦めない強さ、人を信じることの尊さ、友情の素晴らしさ等々、観る人に元気を与え大切なことを学ばせてくれるだけでなく、人の気持ちのわかる心の優しい子どもに育ってくれそうですので。(30歳女性)」といった意見も。

世代を超えて愛される『世界名作劇場』シリーズ。あなたの思い出の作品は入っていたでしょうか?

●あの名作をまた観よう
『フランダースの犬』(HD版)
BS・CSアニマックス毎週土曜 17:00~18:00(2話連続)
『若草物語 ナンとジョー先生』(HD版)
BS・CSアニマックス毎週月~木曜 20:30~21:00
『あらいぐまラスカル』(HD版)
BS・CSキッズステーション毎週日曜 19:00~20:00 (2話連続)

『愛の若草物語』
BS・CSキッズステーション毎週月~金曜 12:30~13:30 (2話連続)

『トム・ソーヤーの冒険』
BS・CSキッズステーション毎週月~金曜 13:30~14:30 (2話連続)
『フランダースの犬』(HD版)
地方局テレビ愛知毎週土曜 7:00~7:30

『牧場の少女カトリ』
U局東京MXテレビ毎週月曜~金曜 6:00~6:30※MX2での放送

『七つの海のティコ』
U局テレビ埼玉毎週木曜 6:00~6:30

『トム・ソーヤーの冒険』
U局テレビ神奈川毎週月曜~木曜 8:00~8:30

『小公女セーラ』
地方局TVQ九州放送毎週土曜 7:00~7:30

『世界名作劇場』全26作品を各社ビデオ見放題サービスで視聴可能
(dアニメ、dTV、UULA、U-NEXT、バンダイチャンネル)
dアニメストアで視聴する https://anime.dmkt-sp.jp/animestore/CP/CP00000561
dTVで視聴する http://pc.video.dmkt-sp.jp/
UULAで視聴する http://uula.jp/top/pc/index.html
U-NEXTで視聴する http://p.unext.jp/titleview/79/494/1/3

日本アニメーション公式サイト:
http://www.nippon-animation.co.jp/

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