記者会見で「渋谷区パートナーシップ証明書」の見本を手にする長谷部健区長=23日午前、東京都渋谷区
共同通信社

 東京都渋谷区は23日、同性のカップルを結婚に相当する「パートナーシップ」と認める証明書の交付を11月5日に開始すると発表した。書類の受け付けは区役所の住民戸籍課で今月28日から始める。

 区役所で記者会見した長谷部健区長は、学校などでは、性的少数者に対する差別が残っているとして、今後も教育現場での啓発などに取り組んでいく考えを示した。

 証明書の対象者は区内に住む20歳以上の同性カップル。互いが愛情と信頼に基づく関係であることなどを明記した公正証書などを作成していることが発行の条件。