米マサチューセッツ州の大学で講演する米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長=9月(AP=共同)
共同通信社

 【ワシントン共同】米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は27、28の両日、金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)を開く。中国をはじめとする海外経済の不振が影響して米景気に減速感が出ているため、9月に続いて利上げを見送り、事実上のゼロ金利政策の維持を決める見通しだ。

 前回のFOMCは、利上げできるほど雇用情勢が良くなっておらず、世界経済の先行きにも警戒する必要があると判断した。その後に発表された9月の雇用統計は市場の期待を裏切る低調な結果に終わり、FRBも8月中旬から10月上旬にかけ、米景気は弱含んだとの見解を示している。

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