インドネシア高速鉄道計画、成功させれば「中国の能力」を世界に証明! | ニコニコニュース

サーチナ

 インドネシア・ジャワ島の高速鉄道計画は中国が受注することに決まった。日本はこれまでにジャワ島の高速鉄道計画に対する事業化調査を行い、8月には特使を派遣するなど積極的な営業活動を行ってきたが、結局はインドネシアがパートナーに選んだのは中国だった。

 中国共産党の機関紙・人民日報系の環球網は17日、「一度は日本の受注が確実視されていたが、紆余曲折を経て中国が受注することになった」と主張し、中鉄隧道集団副総工程師の王夢恕氏の見解として「日本と中国の受注競争のなかで、日本はずっと悪意を持って中国高速鉄道の品質を貶める報道を続けてきた」と日本を批判した。

 記事は、王夢恕氏が「インドネシア高速鉄道の建設において、中国ならば3年で完成させられるのに対し、日本が提案していた計画は6-8年も必要だった」と述べたうえで、価格競争力も中国高速鉄道が新幹線を上回っており、中国の受注はごく自然なことであるとの見方を示した。

 さらに、インドネシア高速鉄道は中国が打ち出している中国と欧州を結ぶ「新シルクロード構想」の重要な起点となると期待を示す見方があることを紹介。また今後、タイやマレーシア、シンガポールなどで高速鉄道の建設が行われる際には連結における利便性を考慮し、インドネシア高速鉄道を受注した側が有利となるとの見方があったことを指摘し、インドネシア高速鉄道を受注した意義は極めて大きいと主張した。

 一方で記事は、中国鉄道科学研究院の関係者の話として「インドネシアは地形が複雑であるうえに、災害の多い国だ」と主張し、建設の難易度は極めて高いと指摘。建設では多くの困難に直面するだろうと分析しつつも、「無事に建設することができれば、中国の能力を世界に証明することができる」と期待を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)