岡崎途中出場のレスター、ヴァーディの7戦連続弾で上位対決に勝利 | ニコニコニュース

ヴァーディ(右)のゴールを喜ぶレスターの選手たち [写真]=Leicester City FC via Getty Images
サッカーキング

 プレミアリーグ第10節が24日に行われ、日本代表FW岡崎慎司が所属するレスターとクリスタル・パレスが対戦した。

 レスターは第7節でアーセナルに敗れたものの、9試合を終えてわずかに1敗と好調を維持し、現在5位につけている。対するクリスタル・パレスも5勝4敗で、レスターと勝ち点差1の6位と健闘。上位にとどまるためにも互いに負けられない一戦となる。前節まで5戦連続でスタメン出場していた岡崎は6試合ぶりのベンチスタートとなった。

 最初のチャンスはレスター。8分、マーク・オルブライトンがゴール正面から左足でミドルを狙うと、グラウンダーのシュートが左ポストを直撃。こぼれたところにリヤド・マフレズが詰めたが、エリア内右から放ったシュートは枠を捉えることができなかった。

 序盤に決定機を作ったレスターは主導権を握ったが、クロスボールやラストパスの精度を欠き、なかなかチャンスを作れない時間が続く。一方のクリスタル・パレスもカウンターから好機を伺うシーンが見られたが決定機を迎えることはなく、試合は0-0のまま前半を折り返す。

 レスターは57分、右サイドからのFKがこぼれたボールを拾ったジェフ・シュルップが思い切ってミドルシュートを狙ったが、わずかに枠の右に外れた。すると59分、レスターがワンチャンスをものにする。高い位置で相手のミスからボールを奪ったマフレズが素早く前線にスルーパスを送る。このパスに抜けだしたジェイミー・ヴァーディが巧みにボールを浮かして飛び出したGKをかわすと、無人のゴールにシュートを叩き込み、リーグ戦7試合連続ゴールを決めた。先制に成功したレスターは63分、オルブライトンに代えて岡崎を投入する。

 74分にもレスターにチャンス。ピッチ中央からシュルップがドリブルで持ち運ぶと、前線で岡崎が右に流れたことで左のヴァーディがフリーの状態に。シュルップからパスを受けたヴァーディはエリア手前左から右足でミドルシュートを狙ったが、これは大きく枠の上に外れてしまった。対するクリスタル・パレスも78分、右からのCKにパトリック・バンフォードが頭で合わせてゴールを脅かすと、こぼれ球をつないで今度は左サイドからクロスが入る。このボールに再びバンフォードが合わせたが、GKの頭上を超えて枠内に飛んだシュートは、カバーに入っていたDFにクリアされた。

 クリスタル・パレスは87分、ウィルフレッド・ザハがエリア内右にドリブルで侵入すると、DF2人に挟まれる形で倒される。ところが主審はファールではなくザハのシミュレーションと判断しイエローカードを提示。PKが与えられることはなかった。結局試合はこのままタイムアップを迎え、ヴァーディの1点を守り切ったレスターが今シーズン初の完封勝利で上位対決を制した。なお、岡崎は63分から試合終了までプレーした。

 次節、レスターは30日に敵地でウェスト・ブロムウィッチと、クリスタル・パレスは同日にホームでマンチェスター・Uと対戦する。

【スコア】


レスター 1-0 クリスタル・パレス

【得点者】


1-0 59分 ジェイミー・ヴァーディ(レスター)