上海ディズニーが求人イベント開催、会場は「厳戒態勢」=中国メディア | ニコニコニュース

サーチナ

 中国メディア・東方網は21日、2016年春に開業を予定している上海ディズニーリゾートのスタッフを募集する、初めての大型求人イベントが21日にスタート、応募者が続々と押しかける一方、会場では厳戒態勢が敷かれたと報じた。

 記事は、4日間の予定で行われる求人イベントに参加するにはネット予約が必要であり、すでに予約が定員に達していたと紹介。予約なしで早朝から詰めていた応募者の多くが、会場の中に入れてもらえなかったと伝えた。

 また、エンターテインメント、レストラン、ホテル、警備員など数千にのぼる職を求めて大勢の応募者が押し寄せたこの求人イベントが、「もっとも神秘のベールに包まれた求人イベントである」と形容。建物1階の入口から2階のイベント会場に至るまで多くの警備員が配置されており、会場に入るには身分証のコピーのチェックを受ける必要があるとした。さらに会場はメディアの記者を完全にシャットアウトしたほか、窓ガラスも黒い布で覆われるなど、「徹底した機密保持」ぶりであるとも紹介した。

 そのうえで、実際にイベントに参加したエンターテインメント担当職志望の女性の話を紹介。女性が「各セクションのブースはそれぞれディズニーらしく飾られていた。そして係の人たちの笑顔が一番印象に残った。警備員や面接官がみな和やかな態度と笑顔で接していた」と語ったことを伝え、女性が「ディズニー独特の魅力や文化を前もって感じ取ったようだ」とした。また、女性の話として、面接時間は10分足らずで、英語での自己紹介のほか、仕事の経験、志望する仕事に対する思い、よくあるトラブルへの対応などについて話を聞かれたと伝えた。

 記事は、上海ディズニーがこれから数カ月のあいだに今回のような求人イベントを続々と開催し、間もなくのオープンに向けての準備作業を進める予定であること、関係者が人材募集に関する虚偽の情報が流れていることについて説明したことを併せて紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Songquan Deng/123RF.COM)