会議の準備・進行・記録・反省をわかりやすい文書構造で支援するSolidが無料の公開ベータ中 | TechCrunch Japan

大きめの企業のための会議支援/会議管理アプリケーションWisemblyを作ったチームが、今度は小企業向けに小さな会議をサポートするSolidをローンチした。

Wisemblyの協同ファウンダRomain Davidは語る: “Solidのアイデアは前からあった。Wisemblyは10人から15人ぐらいの会議を想定しているが、もっと小さな企業の小さな会議を助けたい、と思った”。

というわけで、今では、Wisemblyという企業に、大企業向けのWisemblyと、小企業向けのSolidという二つのプロダクトがある、という状態になった。社名とメインの製品名が同じのスタートアップは、よくある。

Davidは述べる、“会議の準備なんかしない会社が多いし、過去の会議の記録がないことも多い”。ではどうやって、会議の準備や記録を容易に定型化したらよいだろうか? まず、GoogleやOffice 365のアカウントでSolidにサインアップする。Solidはカレンダーからすべての会議を取り出す。会議以外のイベントは無視される。

そうすると、今後の会議の予定が分かるから、事前に準備ができる。それぞれの会議について、準備がどこまでできてるかも分かる。具体的には、こんなインタフェイスだ:

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事前に、目標と議題を記入する。各議題項目には注記をつける。注記の中には、行動や実施の項目を、できるかぎり記入する。並び順を変えるのはドラッグ&ドロップで簡単にできるし、全体の構成は上図のように自動的にできる。会議に合った構成なので、空のWord文書を前にして途方に暮れることはない。

会議が始まったら、ノートを取り、ほかの文書を加え、要所々々で時間/時刻を記入する。会議が終わったらレポートをSlackやEvernote、メールなどで配布できる。もちろん、レポートはすべて、Solid上で見ることができる。

Solidは会議に要した時間も記録するので、どれだけ効率的に会議ができたかを反省することもできる。今は、無料の公開ベータだ。今、iOSアプリも作っている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。