JR北海道は23日、同社コールセンター勤務の男性社員(44)が、社内の忘れ物管理システムを悪用し、届けられた腕時計を詐取したと発表した。社員は過去にも現金が入った財布や交通系ICカードを詐取したと話しているといい、同社は刑事告訴や懲戒解雇を検討している。

 同社によると、社員は今月、一部社員が閲覧可能な忘れ物管理システムから、時計が届けられた時間やブランド名などの情報を得て、札幌駅の忘れ物センターに自分の物だと届け出て、時計をだまし取った。

 担当職員は、社員が昨年も忘れ物の財布を引き取っていたことから不審に思い、コールセンターに連絡。上司が聞き取りを行ったところ、詐取を認めたという。