海外勤務を望まない新入社員の割合
共同通信社

 「海外で働きたいとは思わない」と考える新入社員が63・7%に達し、過去最多だったとする調査結果を産業能率大(東京)がまとめた。

 前回の2013年度調査より5・4ポイント増え、調査を始めた01年度(29・2%)と比べると2倍以上になった。語学力に自信がないため海外勤務を敬遠する人が多く、若者の内向き志向が強まっている。

 調査は7~8月、本年度に入社した新入社員にインターネットで実施。831人が回答した。

 海外で働きたいかという質問に対し、2番目に多かった回答は「国・地域によっては働きたい」で27・2%。「どんな国・地域でも働きたい」は9・1%だった。