車の動きを伝える図形を道路に“光”で描く! 三菱電機が自動車向け「路面ライティング」コンセプトを提案 | ニコニコニュース

投影例。ロボットアニメの発進シーンみたいだ!
ねとらぼ

 三菱電機は、光で車の動きを伝える図形を道路に描く自動車向け「路面ライティング」のコンセプトを提案しました。車とその周囲とのコミュニケーションを促進させて事故を未然に防ぐなど、安全・安心で快適な車社会の実現に向けた取り組みです。

【コンセプトの一部を搭載した車「EMIRAI3 xDAS」】

 ブレーキランプ、ハザードランプやウィンカーだけでなく、ドア開けや前進・後退する際に道路へ光で車の動きを示す図形を描くことで、ドライバーの意思が分かりやすくなります。ロボットアニメの発進シーンのような近未来感があり、かっこいいですね。

 また、路面へのライティングにより、ドライバーの顔が見えない状況でも車の動きが素早く理解でき、周囲の迷いやいら立ちを低減して道路環境の安全性を向上。さらにライティングを読み取ることで、車の動きを直観的に察知でき、他のドライバーにゆとりが生まれ、急ブレーキが減るなど安全運転を促進する狙いがあるとのこと。

 交通事故総合分析センター調べでは、歩行者の交通死亡事故の7割が夜間に発生。三菱電機は今後、この技術の実用化を目指しライティングによる事故防止の具体的なコンセプトを示していくそうです。

 なお、このコンセプトの一部は、「第44回東京モーターショー2015」(10月29日〜11月8 日、東京ビッグサイト)に出展するコンセプトカー「EMIRAI3 xDAS(イーミライスリー エックスダス)」に搭載されています。