俳優ベネディクト・カンバーバッチが世界的に大ブレイクするきっかけとなった人気海外ドラマ『SHERLOCK／シャーロック』シリーズ。シーズン4に先駆けてヴィクトリア朝時代が舞台の特番が製作されたが、放送日がイギリス、アメリカともに2016年1月1日に決定したという。
イギリスではBBC、アメリカではPBSでの放送となるが、Peopleによるとイギリスと同じ日にアメリカで同ドラマが放送されるのは今回が初めてだという。特番の原題は『Abominable Bride』。「Abominable」は「不愉快な、忌まわしい」といった意味で「Bride」は「花嫁」だが、テレビシリーズのベースになっているアーサー・コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズと同じヴィクトリア朝時代が舞台という以外、詳細は明らかになっていない。
先に公開されたビジュアルや予告編の中では時代を反映する服やコートに身を包み、原作のホームズのトレードマークと言える鹿撃ち帽をかぶるシャーロックと、ひげを生やしたワトソンが登場する。予告編では通常のシリーズよりも重厚な雰囲気の中、シリアスなシャーロックとワトソンが事件に挑んでいる様子が映し出される。「舞台の準備が整い、カーテンが上がった。いざ始めよう」と語るシャーロック。今度はどんな難事件に挑むのか。
「何が君をこんなふうにしてしまったんだ」と尋ねるワトソンにシャーロックは答える。「何ものでもない。私自身だ」。帽子をかぶっていないシャーロックに、壁にかけてあった鹿撃ち帽を取って見せ「この帽子だ」と言うワトソン。シャーロックが「なぜだ？」と尋ねると、ワトソンは「君はシャーロック・ホームズだぞ。帽子くらいかぶれ」と半ば強制的に渡している様子だ。
中国では劇場公開されるとのことで盛り上がりを見せている『SHERLOCK／シャーロック』特番。日本ではいつ日の目を見るのか。日本でのリリース情報を含めた続報に注目したい。ちなみに2017年に放送予定というシーズン4は、来春から撮影が始まる予定とPeopleは伝えている。