日経平均、170円安で取引終了・・・地政学リスク意識され下げ幅拡大

 27日の日経平均株価は前日比170円08銭安の1万8777円04銭と反落して取引を終えた。FOMC(米連邦公開市場委員会)や日銀金融政策決定会合を控えて積極的に手掛けにくいなかで利益確定売りが優勢となり、日経平均は高寄り後にマイナス転換。下値は限定されたが、「米海軍のイージス駆逐艦が南シナ海の人工島12カイリ(約22キロ)内の海域で巡視活動をおこなった」との報道で地政学リスクが意識され、日経平均は下げ幅を拡大した。

 業種別では、鉱業、石油石炭、鉄鋼、非鉄金属、保険などが値下がり率上位。全33業種で上昇したのは小売、医薬品の2業種のみだった。(編集担当:宮川子平)