MacBookが不振のよう…新Airの発売延期にまで影響か

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もうパソコンは売れない?

iPhoneやiPadの新モデルが発表され、大きな注目を集める陰で、なかなか「MacBook Air」の新発表は行なわれないままですよね。現行のMacBook Airが発売されてから1年以上になるので、そろそろ新モデルが出てきてもよさそうなものですけど……。

このほどリークされた情報では、Macの販売台数が伸び悩んでいることを受けて、MacBookの新モデルの発売が先延ばしされてしまったみたいですよ! 複数の調査会社の統計で、アップルのMacの売行きは、ここ2年間で最低を記録。例えば、IDCのデータでは、2013年からMacの販売台数が下降線をたどっており、前年比3.4%減の出荷ペースなんだとか。

どうやらMacの売行きが芳しくない原因として、最近のドル高の影響で、とりわけ米国外ではMacが値上げされており、それゆえに購入を見送るユーザーが増えていることにあると分析されています。ただし、Macの販売が振るわないとはいっても、PC業界全体の落込みスピードに比べれば、まだマシだとのデータも出そろっていますよ。スマートフォンやタブレットの普及によるパソコン離れは、ますます加速しているようですからね。

順調にいけば、すでに発売されていたであろう「MacBook Air 2016」に関しては、噂では13インチおよび15インチモデルを用意。インテルのSkylake Uチップを搭載し、USB Type-Cポートや感圧タッチ(Force Touch)対応のトラックパッドが標準装備されるとリークされてきました。現行モデルより、さらに薄くなって、大幅にバッテリー駆動時間が延びるとの噂も流れていますよ。

いますぐにでも購入したいというユーザーは少なくないでしょうけど、アップルは「iPad Pro」を重視する方針なので、来春まではMacBook Air 2016が発売される予定はないとの報道もあります。同じくiPad Proの発売を受けて、延期になってしまった製品には、よりメモリを増強した「MacBook Pro 2016」や、パワーアップしたスペックの「iPad Air 3」などもあがっていますね。

きっとアップルは「Apple Watch」次世代モデルなんかの開発も進めていることでしょう。2016年に年が改まると同時に、こうした新製品のリリースラッシュが起きる展開に期待したいところでしょうか~。


source: YIBADA

(湯木進悟)