メタボの人は鬱病になるリスクは3倍あると判明 | ニコニコニュース

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25日に放送された「駆け込みドクター!うつ病、大解明スペシャル」(TBS系列)では、現代人に多く発症している「うつ病」について解明。
うつ病になりやすい人や、ならないための食生活が放送された。

厚生労働省によるとうつ病の患者数は70万人以上で年々増加。調査を開始した平成8年から約3倍も増えている。

症状には、思考力の低下、不安の増加、やる気の低下などがあり、心の不調だけでなく、吐き気や食欲の低下など、体にも支障をきたす。

心の病気よりも脳の病気で、左側の前頭葉の働きが低下。さらに脳の深い部分にも影響を及ぼし、感情もコントロールできなくなる。

さらに、心筋梗塞や脳卒中のリスクも高まる。これは、生活のモチベーションが下がってしまうため、食事、運動、睡眠にも影響し、血管にトラブルを起こしてしまうから。

また、九州大学が福岡県久山町の住民を調査した結果、メタボの人はうつ病になるリスクが3倍になることが判明。

メタボになると、血液中の脂質が増え、血管がつまりやすくなる。これが、症状が出ないほどの小さな脳梗塞を起こし、うつ病のリスクを高めてしまうと考えられるそうだ。

できてしまった脳梗塞はなかなか治らないため、予防して起こらないようにするには食事も重要。その予防には、「納豆」を食べるのがいいそうだ。

精神を安定させる物質はセロトニン。納豆には、セロトニンを作る成分が多く含まれているため、うつ病の予防効果がある。

他にも、DHAやEPAを多く含む青魚を食べると発症しにくいというデータもあると、友利新医師が述べている。

うつ病は誰でも起こりうる病気。
最近では、血液検査でうつ病が発症しているかどうかを知ることができるとか。川村総合診療院の川村医師によると、うつ病の患者は、「PEA」という物質が低くなっているそうだ。

これは血液中に含まれるリン酸エタノールアミンという神経物質。
基準値は「1.5~3」で、「1.5」以下でうつ病の傾向があるそう。

「うつ病かも?」と思ったら、一度病院に行って相談をしてみよう。