アップルストアで働いていた大泥棒、その被害額2ヶ月で1億円以上!

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2ヶ月で1億円以上を不正に手にした男。

地球上どこにでも悪事を働く人はいるもの。だから皆さんおなじみのアップルストアに悪い人がいてもあまり驚く話ではないでしょう。でも驚きなのはその被害額、なんと約1億2千万円もの大金をたった2ヶ月で手にした人がいたんです。

その犯人は24歳のルーベン・プロフィット。アメリカのクイーンズセンターモールにあるアップルストア「Apple Store, Queens Center」で働いていたスタッフです。彼は、今年の8月〜10月にかけての約2ヶ月の間に、なんと997,000ドル(約1億2千万円)分のギフトカードを不正に手にしていたのです。

その手口とは、不正に情報を改ざんした磁気ストライプのクレジットカード・デビットカードを使って、アップルストアでの買い物に使える「アップルギフトカード」に、1枚あたり2,000ドル(約24万円)ずつチャージするというもの。これをひたすら繰り返していたわけです。

アップルはカード会社の返金処理によって不正処理に気づき、調査を進めた結果プロフィット氏逮捕にいたったというわけです。

プロフィットは逮捕された時、2,000ドルチャージされたアップルギフトカードを7枚と、51枚の不正に情報が改ざんされたカードを所持していたそうです。ちなみに、ギフトカードは1枚200ドル(約24,000円)で転売していたんだとか。

確かに、アップルストアでは各スタッフが「EasyPay」と呼ばれる決済端末を持っており、通常の小売店のようなレジカウンター式に比べれば、こういった不正がばれにくい環境であるといえるかも知れません。

とはいえ、1億円とはものすごい被害額。金券にするというところがプロっぽいですね。


Hadrian / Shutterstock.com

source: 9to5Mac via New York News

(小山和之)