防衛省沖縄防衛局は27日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先、名護市辺野古沿岸部での本体工事に着手するための届け出文書を28日にも沖縄県に提出する方針を固めた。月内にも着工する。石井啓一国土交通相が翁長雄志知事による承認取り消しの効力を停止したのを受け、本格工事に踏み切る。県は、第三者機関の「国地方係争処理委員会」に効力停止の不服審査を近く申し出る方針を固めた。

 政府は知事に代わって埋め立てを事実上承認する「代執行」に向けた手続きとして、国交相が翁長氏に取り消し処分の是正を勧告する文書を28日に郵送する。

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