【ワシントン時事】米紙ニューヨーク・タイムズなどが27日発表した2016年米大統領選共和党指名争いに関する世論調査によると、不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が全国レベルの党内支持率で元神経外科医ベン・カーソン氏(64)に逆転され、首位を奪われた。

 重要州の一つであるアイオワ州で2位に後退したのに続くもので、同紙(電子版)は「トランプ氏のリードが崩れ始めた」と伝えている。ただ、支持候補を答えた人の7割はまだ最終判断ではないと話しており、指名争いの行方は流動的だ。