安全保障関連法案をめぐるNHKの報道や番組について、同法成立直前の9月16日から18日にかけて視聴者から同局に計9655件の反響が寄せられ、うち62%が「公平に放送してほしい」といった厳しい意見だったことが27日、分かった。同日のNHK経営委員会後、浜田健一郎委員長が明らかにした。

 NHKによると、厳しい意見は法案に反対、賛成の双方の立場から寄せられ、「NHKの番組は政府寄りだ」「賛成デモの報道が少ない」「きちんと解説してほしかった」などの声があった。問い合わせが25%で、好意的な意見はわずか2%だった。