奈良県内にある亡くなった長女めぐみさんの墓の前で手を合わせる青木恵子さん=27日午後(代表撮影)
共同通信社

 大阪市で1995年に起きた小6女児死亡火災で大阪高裁が再審開始を認める決定を出し、26日に刑の執行停止で約20年ぶりに釈放された母親青木恵子さん(51)が27日、死亡した長女めぐみさん=当時(11)=のお墓参りで奈良県内の墓地を訪れた。

 逮捕以来離れ離れとなり、釈放後に再会した長男(29)も同行して大阪高裁の再審開始決定や釈放を墓前で報告。

 青木さんは服役していた和歌山刑務所でめぐみさんの月命日には必ず手を合わせ「一日も早く娘のお墓参りをしたい」と常々語り、26日の釈放後にも真っ先に行きたい場所と希望していた。